YouTubeやTikTokなどがはやっていますが、人気の方々の動画を見てみると、なるほど確かに面白い！ それにしても、なぜあんなにも素敵な動画を制作できるのでしょうかーー？ それには当然センスも必要なのでしょうけれども、やっぱり編集のスキルも高いことも大きく関係していると思われます。人目を引く動画を作成するのに動画編集は欠かせません。
彼らに触発されて動画編集をやってみたい、動画編集の仕事に興味が出てきたという方もいるでしょう。
動画編集を行うためには、一体何から始めれば良いのでしょうか？ また、動画編集の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか？
動画編集とは編集ソフトでさまざまな映像を作ること
一口に映像や動画といっても、さまざまなジャンルがあります。しかし共通しているのは動画編集とは、本来見えない部分の作業だということ。要するに、見せたいものをより魅力的に見せるために行う作業だということです。見えない部分の物事ですので、なかなかその業務実態を掴みにくいというのもあると思いますが、ただ、簡単にいえば、動画編集とは「編集ソフトを搭載したパソコンなどを駆使してさまざまな映像を制作すること」です。
もともとある素材（動画の元データなど）を組み合わせて、作品として完成させるために、動画編集は欠かせない工程のひとつなのです。
動画編集の仕事例
誰もが動画配信を行うことができるこの時代に、専門家として映像を編集するとなると、磨き抜かれたセンスや編集ソフトのポテンシャルを最大限に生かす高いスキルが必要となってきます。映像編集を行うために必要な資格などはありませんが、「映像音響処理技術者資格認定」を取得しておくと、動画編集の基礎ができているとみなされ、就職に有利に働くことがあるようです。
実況動画・解説動画
ゲーム実況やスポーツ実況など実況解説系の動画を編集する仕事です。シナリオを確認し、BGMや画像、映像の挿入などを行います。
基本的には動画を編集し、公開できるように仕上げるまでの作業を請け負います。実況動画や解説動画において重要なのは、録画方法を理解することと、対象物の実況解説を行えるだけの知識があることです。
MVやPV
動画編集の仕事の中には、アーティストのMVやPV制作に関わる仕事もあります。ある程度有名になればフリーで関わることもできるでしょうけれど、動画編集者として制作に携わりたい場合、映像制作会社やCGプロダクションなどに所属するのが近道です。かなり狭き門かもしれませんね。
切り抜き動画
切り抜いた動画に字幕やテロップを挿入したり、BGMを加えたりして、より見栄えする映像を作るための仕事です。動画編集以外に、簡単な動画タイトルを決めたりすることもあるようです。比較的そこまで高いスキルを求められにくいジャンルなので、動画編集初心者でも参入しやすい仕事ではないかと思います。
CMやテレビ・映画など
テレビ局や広告代理店から出された企画が製造会社に発注され、制作が始まるという流れが一般的でしょう。CM制作やテレビ、映画の動画編集を行いたいのであれば、映像会社やCGプロダクションに所属するのが良いでしょう。制作に関わるにはある程度以上のスキルと経験が求められることが多いようです。
過去には、子供が将来なりたい職業（学研調べ）の上位にユーチューバーがランクインしたこともありました。動画編集の仕事は、それだけ身近だということですね。2019年における世帯の情報通信機器の保有状況（総務省）によると、パソコンの所有率は69.1％。パソコンがこれだけ広く普及したことも、動画編集のハードルを下げているのかもしれません。
もちろん、本格的な作品の動画編集を仕事とするには相応のスキルと経験が必要になります。しかし、YouTubeの編集などの中には最低限のスキルと知識さえあればできる難易度の低い仕事もあります。「初心者だけど動画編集者の仕事をしてみたい」というのなら、クラウドソーシングを利用してみるのも良いかもしれませんね。
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