皆さんは在宅ワークにどんなイメージを持っているでしょうか?
もちろんメリットとデメリットがありますが、「自分のペースでできる」「誰でも始められる」など、良いイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
確かに在宅ワークはスケジュールを自分で決められますし、未経験でもできる仕事もあります。
しかし、本当に良いことばかりなのでしょうか?
じつは在宅ワークはメリットとデメリットが表裏一体。メリットがそのままデメリットになる特徴を持っています。
この記事では在宅ワークのメリットとデメリットを紹介。在宅ワークは自分に合った働き方なのか、考える手助けになると幸いです。
在宅ワークのメリット
家事・育児の合間に仕事をしたり、副業として夜に仕事をしたり、ライフスタイルを優先したい方にはとても助かる働き方です。
さらに、仕事を頑張った分だけ収入に繋がるというのも魅力的です。努力が給与に反映されないとモヤモヤしている方にとっては、かなり嬉しいポイントではないでしょうか。
まずは在宅ワークのメリットを見ていきましょう
仕事時間を自分で調整できる
在宅ワークの仕事時間は、基本的に自分で自由に決められます(終業時間が決まっている形態の業務を除く)。
午前中に仕事をして午後は休みにしてもいいですし、朝ゆっくり起きて昼から働いてもOKです。
また、休みを自由に設定できるのも強みです。体調が悪ければ自由に休めますし、平日に遊びに行っても誰にも文句は言われません。
それと、地味に助かるのが「トイレにいつでも行ける」ということ。トイレに関するストレスは本当に無くなります。トイレが近い方やお腹が弱い方にとっては、かなり嬉しいポイントだと思います。
頑張った分だけ稼げる
在宅ワークは個人の頑張りがダイレクトに収入に繋がります。月50万や月100万稼ぐ方もおり、「会社員時代の給与を超えた」という声も見かけます。
在宅ワークの収入は、続ければ続けるほど上がっていく傾向にあります。
仕事で積み上げた実績やスキルが個人に蓄積されていくため、高単価の案件が獲得しやすくなったり、仕事時間を効率化できるようになったりするためです。
スキルやノウハウがある程度たまったら、個人事業主として起業するのもアリです。
「稼ぐ!」という野心を持っている方、「とことん働きたい!」という方、「絶えずスキルアップしたい!」という方などには天職と言える働き方ではないでしょうか。
場所にとらわれず働ける
「在宅ワーク」とは言っても、仕事場は自宅限定というわけではありません。
PC1台あればできる「ライティング」や「WEB制作」などの職種なら、カフェやコワーキングスペースでも働けますし、ワーケーションをすることもできます。
また、ノートPCをバッグに忍ばせておけば、スキマ時間に仕事をすることも可能。出先で急に暇な時間ができてしまったら、サッとPCを取り出して仕事を進めるなんてことも。
最近はクラウドサービスやポケットWi-Fiサービスも進化しているので、日本全国ほとんどの場所で働けるといっても過言ではないと思います。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークのメリットを3つ挙げましたが、メリットがそのままデメリットになります。
在宅ワークのメリットは、仕事に関することを「自分で決められること」ですが、これは最高の「自己責任」でもあります。
つまり在宅ワークのデメリットは、すべてを自己の責任において行わないといけないこと。セルフマネジメントができて初めて、自由を得られる職種なのです。
忙しくても納期を守らなくてはならない
在宅ワーカーなら誰しもぶつかることですが、「納期は絶対」です。
在宅ワークの仕事は単価報酬制が多く、締切までに納品物を提出することで報酬がもらえます。
スケジュールに余裕があれば問題ありませんが、仕事を多く抱えている場合や思った以上に時間がかかる内容だったとき、子供が急に発熱したときなど、忙しいときは本当に厳しいです。
納期を守れるかどうかは、そのままワーカーの評価・信頼に繋がります。
納期を落とすと、発注者(クライアント)の業務スケジュールに影響が生じることとなり、他業務に影響するケースもあります。
信頼を失うのはもちろん、以後仕事をもらえなくなる可能性もあります。納期の厳守は在宅ワーカーのライフラインと考え、必ず守るようにしましょう。
ただ、事前に事情を伝えれば納期を調整してくれるクライアントもかなりいます。子供の発熱や体調不良の場合は、早めに相談してみましょう。
働かないと収入が得られない
働いただけ収入が増える ということは、
働かないと収入が無い ということでもあります。
「あたり前じゃん」と思うかもしれませんが、意外とこれがしんどいです。
在宅ワーカーは、常に仕事量のノルマをこなし、クライアントの満足する納品物をあげないといけません。元気のあるときはいいのですが、やる気がないときは呪いのように付きまといます。
会社員なら誰しも経験しているであろう「だるいから今日はボチボチでいいか」は、そのまま収入減になります。また、「クオリティだいたいでいいか」は、そのまま自己評価を落とします。
単純なことですが、本当にこれがしんどいです。
仕事とプライベートの境界が曖昧になる
仕事時間や場所が自由だと、逆に24時間仕事時間になってしまう可能性があります。
仕事とプライベートの境界が曖昧になると、常に仕事モードで気が休まらない状態が続いてしまいます。
すると、「あの仕事平気かな」とか、「時間できたら仕事したいな」とか、仕事のことばかり考えてしまい、家族から「また仕事?」と言われることに……。
在宅ワーカーといえども、仕事時間を決めるのは本当に大切。カレンダーどおり休みのクライアントも多いので、土日祝休みで働くのがおすすめです。
在宅ワークは感染リスク回避にも効果的だが…
在宅ワークは新型コロナをはじめとした、病気の感染リスク回避にも役立ちます。基本的に家にいますので、仕事で密になることはまずありません。
やる気になれば、何日間も人に合わないことも可能です。食べ物や日用品を買いだめして、ずっと家にこもっているなんてこともできます。
しかし、やはりこれがデメリットになることも。
「人と話さず一日が終わった」
「ずっと家族以外の人と会ってない」
なんてことがよくあるので、意識的に人と会話する場を作ることも大切になってきます。
ビデオ通話や通話アプリなどを活用して、社会からの孤立を防ぎましょう。
生活スタイルに合う仕事を見つけることが大切
在宅ワークとうまく付き合っていくには、自分の生活スタイルに合う仕事を見つけることが大切です。仕事の難易度や量はもちろん、取り掛かりやすさや必要な設備なども考慮した方がいいでしょう。
仕事が生活スタイルにかみ合っていると、毎日を自分軸で過ごせるようになるため、生活がかなり快適になります。
仕事選びに生活スタイルを重視する方にとっては、一つの夢がかなったような感覚になると思います。
在宅ワークを始めてすぐは無理ですが、続けるほど理想に近づくのは確かです。理想の生活スタイルを目指して、真面目にコツコツ積み上げていきましょう。
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