新型コロナウイルスの流行や働き方改革などを受け、在宅ワークやリモートワークを導入する企業も増えつつあります。これらは最近広まってきたばかりの新しいワークスタイルですので、まだいろいろとわからないこともあるかと思います。そう。たとえば服装とか。
中でも特に迷うのが会議時の服装ではないでしょうか。在宅での勤務において普段はラフな服装でも良いかもしれませんが、ではWEB会議のときは……？出勤時にはスーツもしくはそれに近い服装をするのが一般的ですが、在宅ワークでは何を着るのが正解なのでしょうか。
WEB会議の服装選びのポイント
在宅ワークやリモートワークというと、馴染みのない人は「在宅ということはつまり、外に出ず家の中にいるってことだよね。それならリラックスして働けるじゃん！」と思うかもしれません。
しかし、在宅で働くにせよ出社するにせよ、両者とも仕事をしている状態であることに変わりはありません。異なるのは“仕事をする場所”だけなのです。
オフラインの会議と同じ感覚で選ぼう
フェイストゥフェイスで行うオフラインの会議とインターネットを利用して行うWEB会議はそれぞれ別物のように認識されがちですが、どちらも“大切な会議”であることに変わりはないんですよね。つまりオフラインの会議でもオンラインの会議でも、基本的には同じであるという認識でいれば問題ありません。
WEB会議時の服装について悩む声があがりがちですが、実際に対面で行う会議のときと同じ感覚で服装を選んでおけばまず間違いないと思って大丈夫です。普段スーツを着用して通勤しているならスーツで、オフィスカジュアルで通っているならそのスタイルを基準に考えてみるといいでしょう。
「上だけキッチリ」はNG！ボロが出る危険性がある
誰しも出社するときには（否応なしに全身が見えてしまうわけですから）トップスだけでなくボトムスにまでしっかり気をつかいますよね。しかし、WEB会議ではどうでしょう。ほとんどバストアップしか映らないため、「上だけちゃんとしておけばいいかな？」と気を抜いてしまうこともありがちな話だと思うのです。しかし、必ずしもバストアップしか見えないかと言うと、それは違います。たとえばなんらかの衝撃でカメラのアングルが変わってしまったり、資料を探す、宅配便が届く、子どもが泣いて様子を見に行かなければならないなど、ふとした瞬間にボトムスまで見えてしまうこともあるのです。これがWEB会議の落とし穴。
家にいるのに窮屈なボトムスを着用するのは不本意に感じる人もいるかもしれませんが、有事の際にボロを出さないためにも、出勤時と同じように上下ともしっかりとした服装でのぞむのがベストです。
シーン別WEB会議におすすめの服装3選
WEB会議といえども、それが実際の会議であることに変わりはないのです。礼節を重んじる日本人もしくは日本社会にとって、TPOに合わせた服装をするのはとても意味のあること。ぜひとも参加しているメンバーに対して失礼のないようにしたいところです。「勤務地が自宅だから」というのは、服装を疎かにしていい理由にはなりません。
ここからはWEB会議におすすめの服装をシーン別にご紹介します。
スーツ｜かしこまった会議はスーツで
クライアントや社外の人も交えるようなかしこまった会議では、しっかりとした印象を心がけるにこしたことはありません。ですから、定番ではありますがやはりスーツを着用するのが良いでしょう。
ですが終始スーツをピシッと着込む必要はありません。もしも暑くなったり動きにくさを感じるようであれば、もちろん途中でジャケットを脱いでしまってもOKです。ただ、途中で脱ぐにしてもWEB会議開始時にはジャケットを羽織っておくのが良さそうです。
ノーネクタイはOK？
基本はあくまで一般的な会社マナーと同じであると考えてください。「ネクタイは息苦しいからしたくない」「在宅なのにネクタイをするのは面倒くさい」などという個人的な理由は通用しませんが、クールビズ期間であればノーネクタイでもOKです。ノーネクタイにすることでダラけた印象になってしまわないか不安な場合は、シャツの上にジャケットを羽織るときちんとした印象を与えることができますよ。
ワイシャツ・カーディガン｜部署内打ち合わせ
部署内打ち合わせなどの身内しか参加しないWEB会議の場合はワイシャツやカーディガン、ベストなど、スーツよりも少しライトな服装で参加しても良いでしょう。
ただし部長や課長など、上司が参加するような会議においてはあまりくだけた印象を与えるような服装は避けたほうが無難かもしれません。
ポロシャツ｜夏場の打ち合わせに！効率アップも期待できる
チームメンバーだけで行うWEB会議のときなどには、さらに軽めの服装で通用する場合も。特にクールビズ期間中などの夏場の打ち合わせではポロシャツなどが活躍します。ワイシャツよりも涼しく、また動きやすいので仕事の効率アップが期待できそうです。
WEB会議は在宅ワークとはいえTPOを考えて
服装はTPOに合わせて変えるものです。また相手に対する姿勢でもあります。それはオンラインでもオフラインでも同じ。
WEB会議自体、まだ世の中に浸透しはじめたばかりのものなので悩む部分もあるかもしれません。「家にいるのに堅苦しい服装をするのは面倒くさいな」と思うこともあるかもしれませんが、仕事中しっかりとした服装をするのは社会人としてのマナー。画面ごしだからといって、気を抜きすぎないように気をつけましょう。
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